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年収の壁・支援強化パッケージを活用していますか? [職場環境]

年収の壁・支援強化パッケージを活用していますか?

「年収の壁」とは世帯主の扶養範囲で働く人の年収を、社会保険料のかからない106万円、扶養から外れないとならない103万円以内に収める事です。

これまで長い間、パートやアルバイトで働いている方が、住民税・所得税の支払いや厚生年金・健康保険に加入して社会保険料を支払うことで手取りが減ってしまわないよう、「年収の壁」を意識して働く時間を調整していました。

そこで、厚生年金・健康保険に加入しても手取りを減らさないために厚生労働省が始めたのが、「年収の壁・支援強化パッケージ」の中の「106万円の壁への対応」です。


厚生労働省では令和5年10月20日からこの助成金の手続きを開始し、令和6年1月時点の「年収の壁・支援強化パッケージ」キャリアアップ助成金 計画届受理状況の取りまとめについて2月29日に発表しました。


令和6年1月末時点で計画届を受理されている件数は3749件に上り、社会保険の適用等の取り組みが予定されている労働者数は144,714人で、とても多くの方がこの制度を活用される見込みです。


企業規模による活用件数の分布をみると、100人以下の企業が2788件、101人~500人が597件、501人以上が364件と、これまでよりも中小企業からの注目度が高く、積極的に取り入れようという姿勢が伺えます。


実際に私も働くママとして、年収を抑えるような働き方をしていた時期がありました。実際にこのような制度を知っていて「扶養の範囲を越えて働きたい!」と思っていても、子どもの急な発熱。学校や地域の行事でお休みすることも多く、職場に言い出しずらいな。と、労働者側からは言い出せない方も少なからず存在すると思います。


企業側がこのような制度を理解して、うまく活用し、週20時間以上働きたい労働者へ「このような制度があるんだけど…」と、提案を行える環境があれば、企業側・労働者側双方においてとてもwin-winとなる仕組みだと思います。


企業側は人材不足が叫ばれる時代でも人材の流出を防げます。
師走の人不足に悩まされることもなくなるでしょう。
また、この制度を取り入れていない企業と比べて、従業員満足度が高くなることが予想できます。それにより、「働きやすい会社」というイメージがつけば、リファラル採用等においても新たな人材の確保へと繋がる機会となるかもしれません。


労働者は年末の収入減や就業時間の調整から解放されることで、高いパフォーマンスや安定した収入、社会保険加入のメリットなどを得られるようになります。そんな多方面にメリットのある制度だと思います。


内閣府が2022年に発表した「男女共同参画白書 令和4年版」によると、夫婦世帯の約7割は共働き。
パートとして働く人の大多数を占める女性の過半数が、年収150万円未満となっています。


これからも多くの企業で制度が周知・活用されることで、年収を調整して働いていた方が年収の壁を気にすることなく活躍できる場が増えていけばいいなと思います。


こちらの制度についてくわしくはリーフレット、厚生労働省のホームページをご覧ください。

キャリアアップ助成金(社会保険適用時処遇改善コース)計画届処理件数

厚生労働省:年収の壁・支援強化パッケージ

参考:総務省「労働力調査」




社会保険労務士法人ヒューマン・プライム AT
https://humanprime.co.jp/






















中小事業主のための「メンタルヘルスケア」特設ページが公開されました! [職場環境]

メンタルヘルスケアは、すべての働く人が健やかに活き活きと過ごせるような気配りと援助をする事です。

メンタルヘルスに関する理解は徐々に浸透してきてはいますが
「そんなの大企業の話でしょ!なかなか中小企業ではそんな余裕ないから、今のところ何もしていないよ!」
という中小事業主の声も聞こえてきます。

そんな中小事業主をサポートできるよう、厚生労働省の運営する
働く人のメンタルヘルス「こころの耳」(https://kokoro.mhlw.go.jp/)というサイトにおいて中小企業向けのページが公開されました。

厚生労働省が行った令和3年労働安全衛生調査(実態調査)によると、メンタルヘルスに取り組んでいる割合については、使用する労働者が50人以上の事業場では取り組み率が94.4%であるのに対し、使用する労働者数30人未満の小規模事業場におけるメンタルヘルス対策への取り組みが49.6%と特に低調となっています。


厚生労働省では、「労働災害防止計画について」にて掲載されている「第14次労働災害防止計画」において、中小事業者のメンタルヘルス対策として、使用する労働者数50人未満の小規模事業場におけるストレスチェック実施の割合を2027年までに50%以上とすることを目標としています。


こころの耳のサイト内では、
・働く方
・ご家族の方
・事業者の方
・部下を持つ方
・支援する方
のカテゴリにおいて、それぞれの立場で知っておくと便利な情報が公開されています。


メンタルヘルス対策の基本は4つのケア(セルフケア、ラインによるケア、事業場内産業保健スタッフなどによるケア、事業場外資源によるケア)ですが、そのうち、私たちが自分自身で行うことのできる「セルフケア」の簡単な方法などが載っています。


また、5分でできる職場のストレスチェックとして、仕事のことや職場環境、自分の気持ちについて4つの選択肢から該当するものを選ぶ選択形式のチェックを受けられます。

全ての質問に回答することで、ストレスの原因や心身反応、影響因子において、自分がどの程度であるのか。項目ごとの割合をグラフで見ることができます。
またその結果を踏まえて、ストレスケアへのアドバイスや現状についての解説を見ることができます。


サイト内ではさらに相談可能な第三者機関の紹介もしています。
さらに、【POSITIVE SHARING #ポジシェア-疲れやストレスと前向きにつきあうコツ-】というコンテンツが配信されています。

[ひらめき]リラクゼーションヨガやセルフケア探偵というドラマ、著名人へのインタビューが掲載されており、コンテンツは読み物としても楽しめます。


ストレスを抱えるご本人のみならず、すぐ近くで見守るご家族の方や同僚の方における疲労度チェック、またストレスに関する知識や情報などを発信しており、心の負担を感じている方への接し方のポイントについて知ることができます。


メンタルヘルスケアと言うと、どうしても鬱や自律神経失調症等を発症してからの話だと思いがちですが、早期に発見できれば、病気として認識される前に対応することができるかもしれません。
人的リソース不足が叫ばれる昨今。休職や退職による人材の流出を食い止めたいと考える事業主にとって有益な情報となるものもあるかもしれません。ぜひご活用ください。


中小企業は従業員数が少ないからこそ、一人一人が持っている力を充分に発揮できるような環境整備が必要となります。
ストレスは数値で誰が見てもわかるわけではありません。そんな心のケアについて、今一度考える機会にしていただけると幸いです。

中小企業の事業主の方も、企業の労務人事担当者の方も、既知の事柄も有るかもしれませんが、一度ご覧になってみてはいかがでしょうか?



社会保険労務士法人ヒューマン・プライム AT

進化するgoogle chrome検索を使いこなそう! [職場環境]

2008年にgoogle Chromeが開発されてから今年で15年。

インターネットで何かを検索することを「ググる」と言うように
もはやインターネットで何かを検索する際には欠かせないものとなっています。


google Chromeは現在最新の調査である2020年11月時点でパソコンでのシェア70%、
またスマートフォンやタブレットを含む全てのプラットホームでは66%のシェアを占めています。
これはMicrosoft EdgeとInternet Explorerの合計を上回るシェアとなっています。


ところで皆さん。
googleに限らず、何かを調べたい時に検索キーワードはどのように入力していますか?
使い方次第では、今よりもっと便利になるかもしれません。
今回は便利なgoogle検索方法について一緒に学んでいきましょう!


①荷物の配送状況を調べたい時
荷物を送ったり送られたりした時に今荷物がどのような状況なのか。知りたいことってありますよね。
そんな時、配送会社のホームページに行って、お問い合わせ番号の入力画面を探して、お問い合わせ番号を入力して…「はあ、なんて面倒なんだ。」と思ったことありませんか?

実はこれ、ハイフンなしの送り状番号を最初のgoogle画面に入力して検索するだけで解決できます。
Googleの検索窓にハイフンなしの送り状番号を入力してください。



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すると、このように送り状番号であることを認識してどの配送会社なのかを問われます。

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そこで自分の使った配送会社を選択すれば、荷物の配送状況を照会するページにリンク。
今荷物がどのような状態なのか、すぐに知ることができます。


②乗り換えを調べたい時
出張や営業で知らない場所に行くとき。乗り換え調べなきゃ。
まずは乗換案内のサイトに行って、乗る駅と降りる駅を選択して…

もっと簡単にできます。
Googleにそのまま知りたいことを入力して検索するだけ。

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すると、
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このように検索したときの時間を基準にして、ルートを教えてくれます。

③二つのキーワードをどちらかを含めたものを検索したい時
「焼肉かとんかつのお店。どっちでもいいからどっちか近くにないかな。」
そんなときもお任せください!
検索したい二つのキーワードを「OR」で区切って検索窓に入れます。

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すると近くの焼肉屋さんととんかつ屋さんが表示されます!
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このように二つのキーワードのどちらかを含むお店を検索してくれます。
もちろん飲食店に限らずキーワードを入れれば二つのいずれかを含むページを検索して表示してくれます。



おまけ
①検索窓に「パックマン」と入れると昔懐かしいパックマンのゲームができます。

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②斜めと検索すると検索結果が斜めになります。

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では、問題です。
「一回転」と検索するとどうなるでしょうか?
これは皆さん自分自身の目でお試しになってみてください。


ひと昔前の時代の検索では単語⁺単語での検索をされていた方が多いのではないかと思います。
技術の発展によって、だいぶ口語に近いワードでも検索ができるようになってますます便利に使えるようになりました!

このほかにも便利な機能がたくさん使えます!皆さんも便利なgoogle調べて活用してみてはいかがでしょうか?


社会保険労務士法人ヒューマン・プライム AT
https://humanprime.co.jp/

 



ビジネスチャットの普及率は? [職場環境]

2022年初夏、モニタス社が全国の会社員(20~64歳の男女2836名)を対象に実施した「利用実態調査 ビジネスチャットツール編」によると、

ビジネスチャットの認知度は54.7%
利用経験は40.1%
現在使用中との回答は38.6%でした。

知っているツールの内訳は
「LINE WORKS」が37.1%でトップ、
次いで「Microsoft Teams」32.7%
「Chatwork」が16.8%なのだそうです。

実際に利用されているツールは、従業員規模によって違いがあり、
従業員数1,000名以上の企業の場合、
「Microsoft Teams」(21.4%)
「LINE WORKS」(10.3%)
「Workplace」(4%)であるのに対し、
100名未満となると
「Chatwork」(4.7%)
「Slack」(3.9%)
「LINE WORKS」(3.8%)になるそうです。

また、従業員数の少ない企業では、全てのツールが5%未満という低利用率になっていました。

「Microsoft Teams」が利用率トップ!と言っても、普及は2割程度なのですね。

ヒューマン・プライムでもTeamsをつかい始めて早2年が経とうとしています。最近では従業員間のメールによるやり取りは殆ど無くなり、もっぱらチャットに置き換わりました。日報も次週の予定も会議室予約もTeams上で行い、会議のみならずセミナー開催もTeamsです。

なので稀にMicrosoft側の不具合などが発生すれば、「ありゃりゃ…」と指をくわえたままエラー解消を待つばかり。滅多にないこととは言え、便利さ故に高依存が過ぎるのも考えものですね。

社会保険労務士法人ヒューマン・プライム:Na54

デスクワークで腰痛に悩んでいませんか? [職場環境]

デスクワークで腰痛に悩んでいませんか?

デスクワークをする人にとって、常に注意が必要な腰痛。
パソコンやタブレットを使うときの姿勢や通勤時の体勢などによって
腰痛に悩まされている方も多いのではないでしょうか?

テレワークが多くなり、会社の椅子に比べ長時間座るのに適していない椅子を使っている方も少なくないと思います。
そこで今日はパソコンを使うときの姿勢や、腰痛を予防する体操などデスクワーカーが知って得する腰痛の知識と対応について紹介します。

腰痛は転倒と同様に身近な「労災」※
厚生労働省の「令和3年労働災害発生状況の分析」によると「休業4日以上」の労災において、腰痛などの「動作の反動・無理な動作」が増加傾向にあります。
令和2年度に比べ8.7%も増え、全体の35.5%を占めています。
元々は運送業などの力仕事をする業種で多く認定されていましたが、近年は座りっぱなしのオフィスワーカーでも腰痛の発生件数が増えているそうです。


一度なってしまうとなかなかツライ「腰痛」。
一体どのように対策をしたらよいのでしょうか?一緒に考えていきましょう。

[ひらめき]仕事中の座りっぱなしに注意!まずは姿勢に気をつけよう!

長い時間、足を組んだまま座っていませんか?
自分が楽な姿勢だと思って、一日中足を組んだり、片方に体重をかけていると
腰の特定の場所にばかり負担がかかります。
なるべく定期的に姿勢を変えることでまんべんなく腰へと重さをかけることができるので
特定の部位への負担集中を避けられます。


厚生労働省で推奨しているデスクワークの姿勢とは?

「厚生労働省の情報機器作業に置ける労働衛生安全管理のためのガイドラインについて」によると
以下のような姿勢が推奨されています。(一部抜粋)

[ひらめき]椅子に深く腰をかけて背もたれに背を充分にあて、足の裏全体が床に接した姿勢を基本にする事
[ひらめき]椅子と大腿部膝側背面との間には手指が押し入る程度のゆとりがあり、大腿部に無理な圧力が加わらないようにする事
[ひらめき]必要に応じて滑りにくく充分な広さを持つ足台を備えること

このほかにも、労災疾病等医学研究普及サイトでは
「新・職場の腰痛対策マニュアル」というものを公開しています。
このマニュアルでは重たいものを持つときの正しいフォームや、デスクワークの正しい姿勢について、イラストを交えてわかりやすく紹介されています。

↓↓↓マニュアルはこちらから↓↓↓
https://www.research.johas.go.jp/22_kin/docs/manual.pdf

適度に立ち上がり、時には体操するのも◎
長時間に渡り同じ姿勢でいることのないよう、定期的に立ち上がり伸びをする等
体を動かすようにしましょう。


これから徐々に涼しい季節がやってきます。
冷える季節は体のコリをより強く感じやすくなりますので、
暖かいうちから体をほぐして対策できると良いですね!
皆様の快適なデスクワークを応援しています!



参考:厚生労働省「令和3年労働災害発生状況の分析」
https://www.mhlw.go.jp/content/11302000/000944361.pdf

参考:厚生労働省「情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドライン」
https://www.mhlw.go.jp/hourei/doc/tsuchi/T190718K0020.pdf

※ただし、発症した腰痛が必ず業務上のものとして労災認定されるわけではありません。
 労災認定できるかどうかの判断基準は、こちらのパンフレットをご参照ください。
https://jsite.mhlw.go.jp/saga-roudoukyoku/content/contents/000468676.pdf




社会保険労務士法人ヒューマン・プライム AT

便利な画面二分割機能を活用しよう! [職場環境]

2015年のリリース以降、人気の高いwindows10。
昨年Windows11が登場しましたが、まだまだ第一線で活躍する多くのパソコンは、windows10を装備しています。

以前、便利なショートカットキーについてお知らせしましたが、実はwindows10にはまだまだ便利な機能がたくさんあるのはご存知ですか?


それは「画面2分割機能」です。


近年スマートフォンに搭載されている機種も多く、お使いの方もいると思います。
パソコンでもこの画面2分割ができます。


パソコン上で作業をしていると、いくつかのアプリケーションを同時に使いたいシーンが出てきます。
そんな時、まずは一つ目のウィンドウを開いて、ウィンドウの幅と高さを調節します。
その後、もう一つのウィンドウを開くために、今開いたウィンドウを最小化してからアイコンを探して…
そんなことしていませんか?その手間は、もう必要ありません[ひらめき]


ぜひこんな方に試してほしい機能です。
[ふらふら]ウィンドウサイズの変更は最大化と最小化しか使っていなかった方
[ふらふら]手作業でいい塩梅にウィンドウサイズを変更していた方
[ふらふら]使っていたウィンドウが、時々どこかになくなってしまう方

お疲れ様です。もうご安心ください。

ウィンドウサイズを均等に縦2分割。
それが画面2分割機能です!!

① まずはお目当てのウィンドウを開きます。

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② 開いたウィンドウのタイトルバー(画像の赤枠部分)をポインターでつかんで画面の外へドラッグ

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③ するとドラッグした方向の画面のちょうど半分が、今開いていたウィンドウになります。

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もちろん左右どちらも対応できます。

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半分に画面表示させたウィンドウではない残り半分には、今現在開いているウィンドウの一覧が表示されます。
マウスのポインターを乗せることで白い枠が表示されますので、クリックするともう半分が選択したウィンドウになります。


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オンライン会議やオンラインセミナー等で、会議の画面は最小化したくないけど資料も表示させたい…
そんな時にも使える便利な機能です。


そして実はこの機能、付加価値があります。
先ほど「使っていたウィンドウが、時々どこかになくなってしまう方」におすすめ。と書きました。
いつの間にかどこかに消えてしまったウィンドウは、最小化されていたり他のウィンドウの後ろに隠れているだけの事があります。
そんな時でもこの機能を使えば、今自分のパソコンが開いているウィンドウを一覧で確認できるのです。

その他の活用法としては、自分の意思に反して、気が付いたらブラウザやフォルダが二つ以上開いてしまうときに活躍します。
この機能で、今開いているウィンドウ一覧を見ることができるので、重複しているかを確認することができるのです。重複してウィンドウを開くことが避けられれば、メモリを無駄に消費せずにパソコンを効率よく使うことができます。


日頃から使っていればいざというときにもサッとつかえます。あまり使っている人がいないこの機能を
使いこなせば、まわりの人からも「おっ」と驚かれるかもしれません。
ぜひ、皆さんもお試しになってみてください。

社会保険労務士法人ヒューマン・プライム:AT

オリンピック・パラリンピック期間の企業活動の準備は万全ですか? [職場環境]

東京でオリンピックが開催されるまで残り1か月を切りました。
開催の詳細については今現在まだ不確定要素も多いところですが、
東京都を始め関東近県、並びに日本各所での開催が計画されている中で、
オリンピック・パラリンピック開催期間については物流・人流において、
通常時とは異なるさまざまな企業の対応が必要となる事があるかもしれません。

皆さんの会社では準備ができていますでしょうか?


東京都のオリンピック・パラリンピック準備委員会ではオリンピック期間の間、
テレワークの実施や時差通勤等の様々な事項について企業側への協力を要請しているようです。
コロナ禍ですでにテレワークや時差出勤への対応がお済みの企業様もあるかとは思いますが、
今現在まだ対応していらっしゃらない企業様でもこれを機に検討が必要となるかもしれません。


また外出予定や備品発注・ゴミ収集等についても、予定通りに事が進まない可能性がありますので、
あらかじめ情報を調べて準備をしておいた方が安心かもしれませんね。


くわしくは2020TDM推進プロジェクト←こちらから。道路の混雑予想や重点実施地域などをこちらのページで公開していますので、参考になさってみてください。

また東京都以外の道府県に関しても、今後同様の協力を要請されることが想定されますので、
開催地の近隣の企業様におかれましても常に最新情報をキャッチできるようにしておいた方が良いかもしれません。



今後どのような状況に転じるのか今時点ではまだ予想がつかないオリンピック・パラリンピック開催ではありますが、
どのような状況になっても柔軟に対応できるように準備をしておけば安心ですね。

社会保険労務士法人ヒューマン・プライム:AT

共通テーマ:仕事

テレワークの適切な導入及び実施の推進のためのガイドラインが発表されています [職場環境]

緊急事態宣言が明けて1か月も立たないうちに新たなコロナウイルス対応措置としてまん延防止等重点措置が適用となった東京都。

これからのスタンダードになるかもしれないテレワークについてのガイドラインが改定され、厚生労働省より、改訂版のパンフレットが発信されています。

改定のポイントとしては以下のポイントが挙げられます。

・労働管理全般に関する記載の追加(評価や費用、育成に関するもの)
・雇用形態の違いによるテレワーク対象から除外しないことへの注意喚起
・ペーパーレス化の推進
・労働時間把握のための対応方法
・時間外・深夜労働の取り扱い
・作業環境整備やメンタル面のチェックシートを掲載

↓↓↓くわしくはこちらから↓↓↓
https://www.rosei.jp/lawdb/common/data/pamphlet/file/0112264VU1.pdf


社外の作業という労働内容も従業員の状態も見えない環境での労働ゆえに、今後もまだまだ見直しや改定点は出てくると考えられますが、ライフワークバランスの実現や家事・育児・介護の面でも注目され続けているテレワーク。
企業により状況が違うため一概にルール化するのは時間がかかるとは思いますが、これからの動向に注目ですね。


社会保険労務士法人ヒューマン・プライム AT

共通テーマ:仕事

新型コロナウイルス感染予防対策ガイドラインの改訂について [職場環境]

経団連では、新型コロナウイルス感染症のまん延を防止しつつ、新型コロナウイルスと共存せざるを得ないこのウィズコロナの期間において、事業を通じた国民生活への貢献を行うために事業者が留意すべき基本事項をまとめた「新型コロナウイル感染症予防対策ガイドライン」を5月に発表していましたが、この度12月1日に改訂したようです。
このガイドラインには主に感染防止のための基本的な考え方や講じるべき対策が記載されており、それを基に職場の環境整備を行われた事業者も多いと思われます。

発表後、感染症に関するエビデンスが蓄積されたことによって、より効果的・効率的な対策が提案できるようになり、感染防止策を講じながら皆様の事業が円滑に行えるような季節やシーンの変化に対応できる方法が追加されたようです。

今回の改訂によるガイドラインの主な変更点としては

・人員・座席配置に関する工夫
・寒冷期の換気頻度の向上、湿度管理についての注意喚起
・出張・対面の社外の会議、イベントなどへの参加時の対策確認
・頻繁に洗浄、消毒を行う設備・器具の零時からつり革を削除
・新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)利用の呼びかけ
・保健所との連携体制の適正化


などが盛り込まれていました。


変更内容や、変更の趣旨などを理解し、引き続き新型コロナウイルス対策を講じながら事業活動の両立を目指しましょう。
また「新型コロナ感染症対策ガイドライン」は今後も専門家などの知見や感染症の動向を踏まえて見直しとなることがあるそうです。


↓↓↓くわしくはこちらから↓↓↓
<日本経済団体連合会ホームページ>
<オフィスにおける新型コロナウイルス感染予防対策ガイドライン>
http://www.keidanren.or.jp/policy/2020/118_guideline1.html

<製造事業場における新型コロナウイルス感染予防対策ガイドライン>
http://www.keidanren.or.jp/policy/2020/118_guideline2.html

<主な変更箇所一覧>
http://www.keidanren.or.jp/policy/2020/118_diff.html


社会保険労務士法人ヒューマン・プライム:AT

職場の熱中症対策について [職場環境]

厚生労働省では職場における熱中症予防対策を徹底するため、労働災害防止団体
などと連携し、5月から9月まで、「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」
を実施しています。

熱中症を予防するためには職場環境が今どのような状態を知ることが大切です。
また熱中症患者の約半数は屋内で発生しており、オフィスワークだからと言って侮ることができない問題であることは実はあまり知られていません。
近年では気温湿度熱環境の3つから算出される暑さ指数(WGBT)を指標とすることが推奨されています。

[ふらふら]暑さ指数(WBGT)とは?[ふらふら]

暑さ指数(WBGT(湿球黒球温度):Wet Bulb Globe Temperature)は、熱中症を予防することを目的として1954年にアメリカで提案された指標です。 単位は気温と同じ摂氏度(℃)で示されますが、その値は気温とは異なります。暑さ指数(WBGT)は人体と外気との熱のやりとり(熱収支)に着目した指標で、人体の熱収支に与える影響の大きい ①湿度、 ②日射・輻射(ふくしゃ)など周辺の熱環境、 ③気温の3つを取り入れた指標です。
環境省熱中症予防サイトより引用”



急激に気温が上昇した際や、休み明けは熱への慣れが低下し、熱中症が例年多発しています。皆さまの職場でも、新型コロナウイルス感染症の観点を含んだチェックリスト「職場の熱中症予防対策は万全ですか?」を活用して、熱中症予防対策をしていただければ幸いです。

また今年から、熱中症ポータルサイト「学ぼう!備えよう!職場の仲間を守ろう!職場における熱中症予防情報」を厚生労働省が運営しているようです。健康管理のためにうまく活用して熱中症による従業員の労働災害を防止しましょう。

↓くわしくはこちらから↓
熱中症ポータルサイト「学ぼう!備えよう!職場の仲間を守ろう!職場における熱中症予防情報」 https://neccyusho.mhlw.go.jp/

チェックリスト「職場の熱中症予防対策は万全ですか?」 https://www.mhlw.go.jp/content/11200000/000633854.pdf




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