令和3年度の算定基礎届の変更点 [厚生年金保険]

今年も算定基礎届の提出シーズンがやってきました。
担当者にとっては労働保険の年度更新と重なり、なにかと忙しい時期ですね。

ですが、朗報[ぴかぴか(新しい)]もあります!!

①令和3年度から「被保険者報酬月額算定基礎届総括表」が廃止

②算定基礎届に事業主及び社会保険労務士の押印が不要
※同じく労働保険の年度更新も押印不要

この2点の変更で担当者の負担が大幅に改善されるのではないでしょうか?

ただし、上記は年金機構の取り扱いですので、健康保険組合によっては①、②必須の場合もありますのでご注意ください。


提出期間は、例年通り7月1日から7月12日までとなっています。

また、日本年金機構では昨年同様コロナ対応のため、会場での算定基礎届の事務講習会は行われません。
代わりに日本年金機構のホームページで説明動画が配信されていますので、こちらをご覧ください。

【令和3年度 算定基礎届事務説明動画】
日本年金機構
https://www.nenkin.go.jp/service/kounen/hokenryo/hoshu/santeisetsumei.html

【ガイドブックのダウンロードや、提出方法についての詳細】はこちらから
日本年金機構
https://www.nenkin.go.jp/oshirase/taisetu/2021/202105/20210520.html


総括表が廃止されたのは本当にありがたいです。
弊社のようにお客様の給与計算を受託させていただいておりますと、
給与システムから算定基礎届のデータは簡単に取り出すことができるのですが、
「総括表」は給与計算の情報だけでは作成できないため、手間のかかる作業でした。

省略や簡略化できるものは引き続き見直しを進めていってもらいたいものです。

社会保険労務士法人ヒューマン・プライムM


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